展覧会

あそぶひと-人形と子どもの暮らし

概要

展覧会名あそぶひと-人形と子どもの暮らし
会期2020年6月20日(土)~2020年8月23日(日)
休館日月曜日 ただし、8月10日(月・祝)は開館し、8月11日(火)は休館
時間10:00〜18:00(入館は17:30まで)
観覧料一 般 800(600)円
大高生・65歳以上 600(500)円
中学生以下 無料
*障がいのある方とその付添の方1名は無料。
*目黒区内在住、在勤、在学の方は、受付で証明書類をご提示頂くと( )内の料金になります。
*各種割引の併用はできません。
*旧会期の招待券でご観覧いただけます。
主催等主催 公益財団法人目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館
協力 株式会社アトリエ ニキティキ

※本展はA展示室を除き、撮影可能です。なお、撮影の際は、他のお客様の鑑賞の妨げにならないようご配慮ください。

≪ハンドパペット「あかずきん」≫など1980年代
ベアリング社/スイス

≪ケルナースティック≫1920年代~  
ゲオルグ・ケルナー/ケルナー社/ドイツ

≪ポングラッツ人形 ベビー≫ 1980年代~
エリザベス・ポングラッツ/ドイツ

子どもたちが、親や身近な大人から与えられ、語りかけて遊ぶ人形やぬいぐるみ。
学生カバンで揺れるキャラクターのマスコット、棚の中のアニメのフィギュア…
わたしたちの身の周りは、人の形をしたもので溢れています。
なかでも、長い時間を共にし、思い入れのある人形は特に、親近感を抱く不思議な存在と言えるのではないでしょうか。

本展では、アトリエ ニキティキの現代玩具コレクションから、ドイツ・スイスを中心としたヨーロッパの、主に1970年代以降の子ども向けの人形やドールハウスなどを、3つのテーマで紹介します。
1. はじめて出会う人形では、ベビーベッドで長い時間を過ごす乳幼児向けの肌触りの良い人形や、我が子のために人形を作りはじめた女性作家による、子どもの特徴、機微をとらえた愛らしい人形など、100点余りが集合。
2. 人形の家 (ドールハウス)では、遊ぶために作られた木製のドールハウス10数点を中心に、伝統文化や風俗を示すミニチュアも展示。
3. あやつり人形では、民話や童話の登場人物(キャラクター)を表した 指人形、ハンドパペット、マリオネットなどを取り上げます。遊びと暮らしが密接に結びついた子どもの友達である人形を、成長段階に沿って紹介します。同時に、人形の優れたデザイン性や作り手の思いなどについても考察します。

小さな人形たちと、じっくりと向き合う時間を過ごすことで、自身の経験を振り返り、彼・彼女らと新たな絆が結ばれることを願っています。

1.はじめて出会う人形-感覚を育む

≪シルヴィア・ナテラ陶磁器人形 ローズ≫2001年 シルヴィア・ナテラ/オーストリア

子どもの誕生を祝って贈られる人形には、どのようなものがあるでしょうか。 最初に紹介するのは、手触りの良い《そら豆人形》(ナンヒェン社/ドイツ)や《オルゴール人形》(プロフオンド社/スイス)などです。これらには、触れる・見る・聞く など、赤ちゃんの複数の感覚に刺激を与える工夫がなされ、また、赤ちゃんの表情を見る大人も幸せな気持ちになります。続いて、成長した子どもに寄り添う、抱き人形を紹介します。

本章では、我が子のために人形作りを始めた女性作家6人たちの作品に注目し、20 世紀前半に活躍したケテ・クルーゼやサーシャ・モルゲンターラー、 1970 年代以降に人形作りを始めたエリザベス・ポングラッツ、シルヴィア・ ナテラらの人形100体余を、ご覧いただきます。
2.人形の家(ドールハウス)-暮らしを遊ぶ

≪組立式 人形の家≫1980年代 スピールフォーム社/ドイツ

幼児期の子どもたちの想像力や社会性などを養う、おままごと。この遊びに欠かせないのが、家庭での生活を模した人形の家です。本章では、人形の家10 数点を紹介します。組み立て式で階数や階段の位置に変化を付けられる《組立式人形の家》(スピールフォーム社/ドイツ)や、子どもたちが同時にどの方向からも遊べるよう、屋根がなく、十字の壁に区切られた《人形の家》(ネフ社/スイス)などには、これに合わせて作られた小さな家具が付属しています。
同時に「キリストの聖誕」や「ノアの方舟」といった、ヨーロッパの宗教的な主題によるミニチュ アの数々も展示します。
3.あやつり人形-お話から人形劇へ

≪マリオネット カラス≫など1980年代 ベアリング社/スイス

指人形・ハンドパペット・マリオネットなどのあやつり人形は、遊びながら会話を楽しむコミュニケーションツールであり、子どもの言語力や想像力を豊か にしてくれます。本章では、素朴で愛らしい子どもと動物を多数手掛けるベア リング社(スイス)や、木材パルプで作られた頭にユーモラスな表情が特徴的な エリ社(ドイツ)の、あやつり人形を紹介します。本章に登場するキャラクターたちは、日本でもおなじみの「赤ずきん」やスイスの「ウルスリのすず」といった童話 などで活躍します。

他にも、バラエティに富んだあやつり人形の数々を、お楽しみください。

≪指人形家族≫  1960-2010年代  ヘアヴィック社/ドイツ

≪ケテ・クルーゼ人形≫  1990-2000年代 ケテ・クルーゼ社/ドイツ

「みんなでつくる思い出の人形アルバム」

あなたと大切なお人形との思い出を「みんなでつくる思い出の人形アルバム」で語ってみませんか?
お送りいただいた思い出アルバムは、展示室内に掲示いたします。

【必要事項】
〈1〉お人形のイラスト(写真も可)〈2〉お人形のなまえ(由来)〈3〉いつからお友達か〈4〉思い出〈5〉撮影・公開の可否(SNSを含む広報・記録目的)

【記入方法】*(A)~(C)のいずれも可
(A)所定の申込用紙:ウェブサイトからダウンロードまたは展覧会場に設置(ただし館内での記入はできません)
(B)A4サイズまでの用紙:必要事項〈1〉~〈5〉を記入
(C)メール:必要事項の、〈1〉の画像を添付し、〈2〉~〈5〉を本文に記入

【送付先】
受付終了しました。

MMATミニワークショップ夏2020


MMAT人形劇場 

展覧会の様子をハンドパペットが動画でご紹介します。







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